平均介護度の計算の仕方

平均介護度

こんにちは現役介護士のハル(@caree_up)です。

管理者になると本社や上司に提出する書類が増えてきます。

私も稼働率や平均介護度、売上などを毎月月初めに提出しています。

その中で気になったのが平均介護度の算出方法です。

要介護者は要介護1〜5がそのまま平均介護度の指標になってきますが、迷うのが要支援1、要支援2、総合事業対象者の算出方法です。

目次

平均介護度で基準にする数値一覧

結論から言うと下記の数値を計算時には使います。

介護度数値
総合事業0.375
要支援10.375
要支援20.375
要介護11
要介護22
要介護33
要介護44
要介護55

※余談ですが、カイポケを使っている事業所は要支援1が-2、要支援2が-1、総合事業が0で計算をされています。
そのため、事業所で平均介護度を算出しようとすると実際の数値よりも平均介護度が低く出てしまいます。

平均介護度の算出方法

実際に事業所の平均介護度を計算してみましょう。

下記は架空の44名登録利用者がいる介護事業所の内訳です。

介護度数値利用人数
総合事業0.3750
要支援10.3752
要支援20.3754
要介護1118
要介護2212
要介護334
要介護444
要介護550

この事業所の平均介護度は…
平均介護度=(2×0.375)+(4×0.375)+(18×1)+(12×2)+(4×3)+(4×4)/44名
で算出することができます。

まとめ

経営側はこの平均介護度の算出方法が事業所や介護ソフトによって違うということを知らないまま「よその事業所は平均介護度が2.3だが、うちは1.7だから職員は楽だろう」などと平均介護度を基準に事業所の状況を測ろうとする場合もあるためしっかりと内訳については認識を統一にさせておきたいところです。

また、法人でも事業所の担当者によって計算方法が違ってくることも大いにあるので、一度要支援の方の数値を何で計算しているのかなど確認し、全事業所で統一をして数値管理をしておくことをおすすめしています。

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この記事を書いた人

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